一般的にボリビアとして知られているが、正式名称はボリビア多民族国。北と東にブラジル、南東にパラグアイ、南にアルゼンチン、南西にチリ、北西にペルーと隣接している内陸国である。
国の3分の1がアンデス山脈で占められ、最大の都市で経済の中心地であるラパスは標高3,593mのアルティプラーノ(高原地帯)に位置している。
ボリビアの基本情報
正式名称:ボリビア多民族国 / Plurinational State of Bolivia
首都:ラパス(憲法上の首都はスクレ)
人口:1,005.9万人
面積:110万km²
人種・民族:先住民41%,非先住民59%
宗教:キリスト教カトリック
言語:スペイン語、ケチュア語、アイマラ語、グアラニー語を中心に先住民言語36言語
通貨:ボリビアーノ 1Bs=16.64円
付加価値税:13%
日本との時差:-13時間
サマータイム:なし
ボリビアの国旗
ボリビアの現在の国旗は、1851年に採択されたものである。赤と黄色と緑の水平トリコロールカラー。赤はボリビアの勇敢な戦士、黄色は鉱物、緑は豊穣を表している。
ボリビアの気候
ボリビアは温暖な気候ではあるが、昼と夜の気温差が劇的に変わることがある。
最も雨の多い期間は11月から3月で極端な状況では、山岳地帯で地滑りを誘発し、それが原因で道路が通行止めになることもある。
雨季の間、ウユニ塩湖では水で覆われ水面が鏡のように上空を反射して美しい光景が広がる。
冬(5月〜10月)は涼しく晴れの日が多いので特に高温多湿の低地では訪れるのに一番いい季節である。高地では雨が少なく、一日を通して晴れの日が多いが、夜になると著しく気温が低下する。
ラパス
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
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最高気温(℃) | 18 | 17 | 18 | 18 | 18 | 18 | 17 | 18 | 18 | 20 | 20 | 18 |
最低気温(℃) | 5 | 5 | 4 | 3 | 0 | -3 | -3 | -1 | 2 | 3 | 4 | 4 |
降水量(mm) | 115 | 102 | 68 | 30 | 13 | 6 | 7 | 12 | 31 | 37 | 48 | 92 |
ボリビアの祝日(2022年)
1月1日 元日 / New Year's day
1月22日 多民族国設立記念日 / Plurinational State Foundation day
2月28日、3月1日 カーニバル / Carnival
5月1日 労働者の日 / Lobour day
6月16日 聖体の祝日 / Corpus Christi
6月21日 アイマラ歴元日 / Aymara New Year day
8月6日 独立記念日 / Independence day
11月2日 諸聖人の日 / All Saints' day
12月25日 クリスマス / Christmas day
ボリビアのビザ
観光目的で、30日以内の滞在の場合はビザ不要(パスポート残存期間は6ヶ月以上必要)。現地で90日まで延長可能。申請は入国管理事務所へ。
アメリカを経由する場合はESTA(アメリカ電子渡航認証システム)が必要になります。手数料は14ドルで2年間有効。
カナダを経由する場合は電子渡航認証システム(eTA)が必要になります。7カナダドルで5年間、またはパスポートの有効期限まで有効。
ボリビア渡航に必要な予防接種
ジャングル地域へ行く場合は黄熱病の予防接種が必要。ラパスやウユニ塩湖に行く場合は必要ありません。また黄熱にかかる可能性がある国から入国する場合はイエローカードが必要になる。
標高2500m以下の全域では、マラリアに感染することも考えられるので出国前に病院で予防薬を処方してもらいましょう(予防接種はない)。
必須:黄熱病(標高2300m以下の地域に滞在する場合:ベニ、パンド、サンタ・クルスなど)
推奨:A型肝炎,B型肝炎,破傷風、狂犬病、黄熱病
かかりやすい病気:高山病、感染症胃腸炎、A型肝炎、狂犬病、デング熱、チクングニア熱、ジカ熱、マラリア、熱中症
※黄熱流行国から入国する場合は黄熱予防接種証明書(イエローカード)が必要
ボリビアの治安
危険情報
レベル1:十分注意してください ※マップ薄黄色斜線部分
全域
出典:外務省 海外安全ホームページ(https://www.anzen.mofa.go.jp/)
ボリビアにある世界遺産
文化遺産
ポトシの市街(1987年)
チキトスのイエズス会ミッション(1990年)
スクレの歴史都市(1991年)
サマイパタの砦(1998年)
ティワナク(2000年)
アンデスの道路網カパック・ニャン(2014年)
自然遺産
ノエル・ケンプ・メルカード国立公園(2000年)
複合遺産
なし