Cliff Palace, Mesa Verde National Park / Ken Lund
目次
断崖絶壁に暮らすアナサジ族の記憶「メサ・ヴェルデ」
メサ・ヴェルデ国立公園(スペイン語で緑の台地)は、コロラド州モンテズマ郡にある国立公園で、1906年にセオドア・ルーズベルトによって創設された。
アメリカ南西部にあるユタ州、コロラド州、ニューメキシコ州、アリゾナ州の境界線が集まったフォー・コーナーズの近くに212km2の敷地を有している。
ここには550年から1300年の間、アナサジ族として知られている古代プエブロ人が居住していた600の崖に作られた住居、崖の上にある竪穴式住居、石積みの塔、農作地など4,700以上の遺跡が発見されている。
1978年、最初の世界遺産のひとつとして登録された。
メサ・ヴェルデ国立公園の観光スポット
クリフパレス / Cliff Palace
Mesa Verde N.P., Cliff Palace 8-2008 / inkknife_2000 (11 million views)
クリフパレスは北米最大の崖下住居で、砂岩レンガとモルタル(砂とセメント水を混ぜて作られる建築材料)で作られている。住居と貯蔵庫を合わせて150室と儀式用の部屋「キヴァ(Kiva)」23室から成り、約100人がこの場所で暮らしていた。崖下に作られた理由は、他の部族の侵入を防ぐこと、天候から身を守ることだと言われている。
キヴァ(Kiva)はホピ語で「儀式の部屋」を意味し、それぞれの家族が1つ持っていて、寝室としても利用されていた。
クリフパレスに行くには、160号線の近くのMesa Verde Visitor and Research Centerで予約して、ツアーに参加する必要がある。シーズン中は予約が取りづらいので、朝イチで行くか、前日に予約することをオススメする(4月12日から10月17日まで営業)。
※2020年3月9日より、オンラインでチケット販売を開始するそうです。予約はこちらのサイトから
バルコニーハウス / Balcony House
Balcony House Tour at Mesa Verde National Park / Ken Lund
バルコニーハウスも、ツアーに参加しないと入れない(5月10日から9月26日まで営業)。
メサ・ヴェルデ国立公園の登録基準
登録基準(ⅲ)
メサ・ヴェルデの地形にある優れた考古学的遺跡は、アメリカ先住民族の古代の文化伝統を雄弁に物語るものである。それらは、アメリカ南西部のプエブロ族の過去と現在の生活様式の結びつきを表している。
メサ・ヴェルデ国立公園へのアクセス方法
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アメリカン航空で東京(成田空港)からテキサス州ダラス・フォートワース国際空港経由、ドゥランゴ・ラ・プラタ空港まで17時間30分。
そこから車で1時間30分の位置にメサ・ヴェルデ国立公園はある。所要時間はおよそ19時間。
メサ・ヴェルデ国立公園周辺のホテル情報
メサ・ヴェルデ国立公園内にあるファー・ビュー・ロッジ(Far View Lodge)、もしくは最寄りの町Cortez(コルテス)やMancos(マンコス)に宿泊できる。
コルテス
・トラベロッジ・バイ・ウィンダム・コルテス
・コルテス・コージー・イン
・ベイモント・バイ・ウィンダム・コルテス
・レトロ・イン・アット・メサ・ヴェルデ
・ハンプトン・イン・メサ・ヴェルデ
マンコス
・マンコス・イン
メサ・ヴェルデ国立公園までの旅の予算
2回乗り継ぎ:往復航空券(ユナイテッド航空)
成田→ロサンゼルス→デンバー→ドゥランゴ・ラ・プラタ空港(70,000円)
1回乗り継ぎ:往復航空券(アメリカン航空)
成田→ダラス・フォートワース国際空港→ドゥランゴ・ラ・プラタ空港(150,000円)
宿泊代
4泊分(1泊6,000〜10,000円✕4=24,000円)
レンタカー代
1日50ドル✕5=250ドル
その他
入園料30ドル、ツアー代金7ドル
合計126,000円(最安値で計算)