イランは中東に位置し、北西にトルコ、アルメニア、アゼルバイジャン、北東にトルクメニスタン、東にアフガニスタン、南東にパキスタン、西にイラクと国境を接し、南はペルシャ湾とオマーン湾に面している。
カスピ海沿岸部とペルシャ湾沿岸部を除き、国の大部分はイラン高原が占めている。西部のザグロス山脈はイラン、イラク、トルコの国境線となり、北部のアルボルズ山脈はアゼルバイジャンの国境付近からカスピ海の西南部の海岸に沿って伸び、最高峰はダマーヴァンド山で標高は5,670mにもおよぶ。
イランの基本情報
正式名称:イラン・イスラム共和国 / Islamic Republic of Iran
首都:テヘラン / Tehran
人口:8,000万人
面積:164万8,195km²
人種・民族:ペルシャ人
宗教:イスラム教、キリスト教、ユダヤ教、ゾロアスター教
言語:ペルシャ語、トルコ語、クルド語
通貨:イラン・リヤル
時差:-5時間30分
サマータイム:あり(3月22日〜9月22日)
イランの国旗
イランの国旗は、緑、白、赤の横三色旗で、白い帯の上下に連続している文字は「アッラーフ・アクバル(神は偉大なり)」と書かれていてそれぞれ11個、計22個。
11と22という数字は革命記念日の11月22日を示している。
中央に配置されている国章は、1本のサーベルと4つの三日月で、全体で見るとチューリップの形に見える。
1980年7月29日制定。
イランの気候
テヘラン / Tehran
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
最高気温(℃) | 8 | 11 | 16 | 23 | 28 | 34 | 36 | 36 | 31 | 25 | 16 | 9 |
最低気温(℃) | 0 | 1 | 6 | 12 | 17 | 20 | 23 | 23 | 20 | 13 | 8 | 3 |
降水量(mm) | 20 | 30 | 50 | 20 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 30 |
イランの祝日(2022年)
1月6日 ファーテメ・サフラー殉教日 / Martyrdom of Fatima
2月11日 イスラム革命記念日 / Revolution day
3月19日 12代イマーム誕生日 / Imam Mahdi's Birthday
3月20日 石油国有化記念日 / Oil Nationalization day
3月21日〜24日 ノウルーズ(イラン暦元日) / Norooz (Persian New Year)
4月1日 イスラム共和国の日 / Islamic Republic day
4月2日 シーズダ・ペダル / Nature day
4月23日 初代イマーム・アリー誕生日 / Birthday of Imam Ali
5月3日 エイデ・フェトゥル / Eid-e-Fetr (End of Ramadan)
5月27日 6代イマーム・サーディク殉教日 / Martyrdom of Imam Sadeq
7月10日 エイデ・ゴルバーン / Eid-e-Ghorban (Feast of Sacrifice)
7月18日 イーデ・ガディーレ・ホム / Eid-al-Ghadir
8月7日 タスーアー / Tassoua
8月8日 アシューラー / Ashura
9月17日 アルバイン / Arbaeen
10月13日 預言者ムハンマド生誕記念日 / Birthday of Prophet Muhammad and Imam Sadeq
イランのビザ
イランへの入国にはビザが必要です。
現地空港、駐日大使館で申請できます。
観光目的で入国する場合、テヘラン、タブリーズ、マシュハド、シーラーズ、イスファハンの各空港にて30日滞在可能なアライバルビザの取得が可能です。
手数料:60ユーロ
※外国人旅行者は海外旅行傷害保険に加入義務がある。未加入の場合はそのバで加入手続きを行う必要がある。保険料は14ユーロ。
日本でビザを申請する方法
オンライン申し込み
https://evisatraveller.mfa.ir/en/request/applyrequest/
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イラン外務省からEメール受信
↓
必要書類を持って大使館へ行くか郵送する
↓
ビザ取得
必要書類
パスポート(残存期間6ヶ月以上)
申請書
証明写真(3x4cm)
イラン外務省から送付されたビザ発給許可書をプリントアウトしたもの
申請代金:2700円
イラン大使館
〒106-0047
東京都港区南麻布3-13-9
03-3446-8011
イラン渡航に必要な予防接種
必須:なし
推奨:A型肝炎,B型肝炎,破傷風、腸チフス
かかりやすい病気:A型肝炎、腸チフス、中東呼吸器症候群(MERS)、リーシュマニア症、クリミア・コンゴ出血熱、レプトスピラ症、狂犬病
※黄熱流行国から入国する場合は黄熱予防接種証明書(イエローカード)が必要
イランの治安
危険情報
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告) ※マップ赤斜線部分
パキスタンとの国境地帯、ケルマンシャー州及びイーラーム州のイラクとの国境地帯
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告) ※マップオレンジ斜線部分
イラク及びアフガニスタンとの国境地帯(上記を除く)、シスタン・バルチスタン州(チャーバハール市及び同市周辺の自由貿易地域並びにアフガニスタン及びパキスタン国境地帯を除く)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください ※マップ黄色斜線部分
シスタン・バルチスタン州チャーバハール市,同市周辺の自由貿易地域及びケルマーン州、首都テヘラン他,上記地域を除く全地域
出典:外務省 海外安全ホームページ(https://www.anzen.mofa.go.jp/)
イランにある世界遺産
文化遺産
01.チョガ・ザンビール(1979年)
02.ペルセポリス(1979年)
03.エスファハーンのイマーム広場(1979年)
04.タフテ・ソレイマーン(2003年)
05.パサルガダエ(2004年)
06.バムとその文化的景観(2004年)
07.ソルターニーイェ(2005年)
08.ベヒストゥン(2006年)
09.イランのアルメニア人修道院建造物群(2008年)
10.シューシュタルの歴史的水利施設(2009年)
11.タブリーズの歴史的バザール施設(2010年)
12.アルダビールのシャイフ・サフィーアッディーン廟の歴史的建造物(2010年)
13.ペルシャ式庭園(2011年)
14.ゴンバデ・カーブース(2012年)
15.エスファハーンのマスジェデ・ジャーメ(2012年)
16.ゴレスターン宮殿(2013年)
17.シャフリ・ソフタ(2014年)
18.スーサ(2015年)
19.マイメンドの文化的景観(2015年)
20.ペルシア式カナート(2016年)
21.ヤズドの歴史地区(2017年)
22.ファールス地方のサーサーン朝考古景観(2018年)
23.イラン縦貫鉄道(2021年)
24.フーラーマーン/ウラマナトの文化的景観(2021年)
自然遺産
24.ルート砂漠(2016年)
25.ヒルカニアの森林群(2019年)
複合遺産
なし